ターミネーター2
昨夜、レンタルビデオで久しぶりに「ターミネーター2」を観てしまいました。
何度観ても、この頃のシュワちゃんはタフでカッコイイです。
(州知事さんなんかにならなくてもよかったのに・・・。)
「ターミネーター」1は公開当時、B級SFを観に行くつもりで特に何の期待もせず映画館に行き、チープなのに迫力ある無駄の無いストーリーにド肝を抜かれたのでした。
続編成功の稀有な映画としても「ターミネーター2」は高い評価を得ていた様子。
少年ジョン・コナー役のエドワード・ファーロングは「スタンド・バイ・ミー」のリバー・フェニックスを彷彿とさせるような、面立ちの綺麗な子なんですよね〜
まあ更なる2匹目のドジョウを狙った「T3」はもう全然ダメでしたが、この「T2」までは本当に傑作です。
T3の何がダメってとにかくジョン・コナー役の俳優がミスキャスト。T2のジョン少年が成長したとは思えない
不細工なルックスと未来のリーダーになるに相応しいカリスマ性や魅力などが皆無なところ。ヒーロー・アクションものでメインキャラに華がないって致命的欠陥でしょ・・・。本当ならエドワード・ファーロングが演じる予定になっていたらしいのですが、彼は子役時代からの色々なストレスでアルコール+ドラッグ中毒に苦しんでいたらしく降板して治療していたそうです。
うーん、子役時代にスターダムに駆け上ってしまうと実生活で苦しむというのはリバー・フェニックスもそうだし、ドリュー・バリモアもそうだし、ハリウッドの子役の宿命みたいなものでしょうか・・・。
ところで、ターミネーターのシュワルツェネッガーがジョンを初めて助けるシーン、プレゼントの箱から銃を取り出すときに箱から薔薇が床にこぼれ落ちるのに思わずにやり(笑)
「Guns And Roses」ね・・・
こういう遊び心のあるシーンからも、当時のGUNSが如何に飛ぶ鳥を落とす勢いだったかが窺えます。
「ターミネーター2」主題歌はGUNSの「You could be mine」なんですが、GUNSのPV集「
Welcome to the Videos 」には残念ながらこの曲入ってません。
映画との権利関係の問題なのかもしれませんが実に惜しいなあ。
そんな不遇のPVも今やYoutubeで観られるようになり有難い限り(嬉泣)
薔薇がこぼれ落ちるシーンも勿論入ってます。
Guns N' Roses - You could be mine
この映画公開時は1991年。「
Use Your Illusion I 」「
Use Your Illusion II 」が2枚同時リリースされたのと同じ年です。
今の音楽レビューなんかではよく「90年代はグランジの時代だった」なんて言いますけど、どうもぴんと来ないものが付きまとうんですよね。
・・・そんなんだったっけ・・・?
ロック評論家が書き立てる「ロック史」みたいなもんは現実感とちょっと違うっていうか過剰表現が胡散臭い と私は思う。音楽評論家たちの話というのはもっともっと昔からそうか。
後から書かれたものを読むと如何にもそれが伝説的だったかのように描き出されているけれど、そのときにリアルタイムで聴いていたロックファンとは微妙に温度差があるような気がするんですよね。
いつの世も「伝説」みたいな話があったほうが何かと都合がいい人たちが居るのかもしれない。