ひとは独りだけど一人じゃない | Paradise City

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    ひとは独りだけど一人じゃない



    東の空が燃えてるぜ
    大砲の弾が破裂してるぜ
    おまえは殺しの出来る年齢
    でも選挙権もまだ持たされちゃいねえ
    鉄砲かついで得意になって
    これじゃ世界中が死人の山さ

    でもよォー何度でも何度でも
    おいらに言ってくれよ
    世界が破滅するなんて嘘だろ、
    嘘だろ

    感じねえかよ、このいやな感じを
    一度ぐらいはテレビで見ただろ
    ボタンが押されりゃそれで終わりさ
    逃げ出す暇もありゃしねえ
    見ろよそこの若いの、よく見てみろよ
    びくびくするのも当たり前さ

    でもよォー何度でも何度でも
    おいらに言ってくれよ
    世界が破滅するなんて嘘だろ、
    嘘だろ

    奴らは俺がおかしいと言う
    でも本当のことは曲げられやしねえ
    政治家はいつもゴマカシばかり
    法律で真実は隠せやしねえ
    そりゃデモをするだけで平和がくるなんて
    甘い夢など見ちゃいねえさ

    でもよォー何度でも何度でも
    おいらに言ってくれよ
    世界が破滅するなんて嘘だろ、
    嘘だろ

    狂ってきたこの世は騒がしいぜ
    こんなとこからは逃げるに限る
    一週間ほど宇宙旅行に
    でも戻ってくる場所は元の故郷
    進軍ラッパが闇の中に響く
    潜水艦が、ジェット機が、国を取り巻く

    でもよォー何度でも何度でも
    おいらに言ってくれよ
    世界が破滅するなんて嘘だろ、
    嘘だろ

    東の空が燃えてるぜ
    大砲の弾が破裂してるぜ
    おまえは殺しの出来る年齢
    でも選挙権もまだ持たされちゃいねえ
    鉄砲かついで得意になって
    これじゃ世界中が死人の山さ

    でもよォー何度でも何度でも
    おいらに言ってくれよ
    世界が破滅するなんて嘘だろ、
    嘘だろ


    カバーズ
    カバーズ / RCサクセション

    学生時代、通学するときカーステでボリューム上げて聴いていたRC。
    私は学生結婚だったのですが、当たり前ですが既婚者なんてのは学生の中じゃ異端。
    独身学生の頃は大の仲良しだった友達とも段々と距離が出来てしまう。
    そりゃあそうだよね。考えることも、悩みの中身も、将来設計もお互いに違いすぎるんだしね。
    だからといって、ママ友を作る時間なんかも、課題に追われる学生にあるはずもなく。
    夫は「今はしょうがないんだ。そのうちまた、話が出来るときがきっと来る」と言ってくれましたが(で、実際そのとおりではありましたが)当時は、やはり切なかったです。

    RCの曲は華があるけれどどこか孤独な姿を描きだしたものがいくつもあり、本当にこの頃は浴びるように聴いていました(この当時、洋楽は一部しか聴けなかった)。
    独りでラジオを聴いてはいても、ベイエリアやリバプールに居るアーティストたちが居るんだってことがわかる「トランジスタ・ラジオ」。こういう感覚って音楽ファンには誰にでもあると思う。

    「明日なき世界」で胸に来たのは
    でも戻ってくる場所は元の故郷
    という部分。
    今、自分の居る場所で何とか生きていかなきゃ 逃げる場所なんかないんだから・・・しんどかった時期、何度RCに助けられたことか。

    オフィシャルサイト「地味変」でも、清志郎は帰ってくると言ってくれていたから、それを信じてました。ファンは信じるしかできないしね。

    奇しくも彼が逝ってしまった日、息子が「ねえ。RCを携帯(の音楽プレーヤー)に入れて欲しいんだけど」と言ってきました。
    学校で軽音楽部に入ってバンドをやるんだと言っている彼。
    入学後に初めて手にした携帯にRCを入れて通学中に聴くなんて、嬉しいなと内心思っていたら、その夜の訃報。
    ずっと前から「上を向いて歩こう」を歌うときはいつもRCバージョンで、「ボスしけてるぜ」を「ボス、ボス、ボース!」と賑やかな声で歌っている息子は突然のニュースに絶句していました。

    ああ、何だかまとまりのないエントリ・・・。
    上手く書けませんが、全然実感がわきません。
    きっとまた、「愛しあってるかい?」と彼がどこかで言ってくれるような気がして。


    *備忘録として、自分が書いたRC・清志郎関連のエントリ(過去BLOG含む)
    多摩蘭坂 RCサクセション(2004.09.19)
    イマジン / RCサクセション(2004.11.25)
    風に吹かれて / RCサクセション (2004.11.26)
    「僕らの音楽」 ウルフルズ(and 忌野 清志郎)
    アイ・シャル・ビー・リリースト(2005.03.06)
    日本の人 / HIS(2005.06.13)
    ギーン ギーン / THE TIMERS (2005.09.11)
    忌野清志郎 35周年スペシャルライブ “新ナニワ・サリバン・ショー(2006.04.16)
    30分番組なのがすごく残念だったけど、でも(2008.02.12)


    JUGEMテーマ:忌野清志郎
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        この記事に対するコメント

        お久しぶりです。Boogiebackです。

        一応覚悟はしていたつもりなのですが、やはりショックです。

        また、nonkeyさん同様、まだ信じられないというか、実感が湧かない部分も大きいというか。

        これから新曲が聴けなかったり、毎年恒例の夏の野音ライブが無かったり、そうやって少しづつ実感していくのかもしれませんね。

        9日の告別式、自分は仕事が終わり次第行こうと思っています。
        今までの感謝と最後のお別れに・・・。
        boogieback | 2009/05/07 11:14 PM
        ★ boogiebackさん

        お久しぶりです〜!

        病気が病気だけに、覚悟がなかったわけではないのですが、昨年の秋にはライブに飛び入りしてくれたり応援ソングなんかも作られていたりと「明るいニュース」が続いていただけにショックでした。

        >これから新曲が聴けなかったり、毎年恒例の夏の野音ライブが無かったり

        そうですね・・・たぶん、この積み重ねで、実感していくんだろうな。

        9日の告別式、私は今回に限って今日明日と泊りでの仕事が以前から予定されていて、どうしても行く事ができません(涙)
        最後のお別れ、行きたかったです。
        nonkey37 | 2009/05/09 9:26 AM
        またすれ違ってましたぁ(涙)。
        そしてまたすれ違っちゃうのかなあ。

        私がまた一月近くネット落ちしちゃったのも、この件で落ち込んでたってのも正直ありまして……(仲良しさんに「そうだろうと思った」と見透かされてたw)。

        だもんで、今はどうにも、このことで記事が書けません。
        nonkeyさんにお約束した復活ライヴの記事も上げないままにこんなことなっちゃって……なんだかななんだかなと。
        だもんで関連の放送も見ず、文章も読めず、そんとき配られた「快気祝い」手ぬぐい、見ては泣いてました。

        覚悟はしてたけど悔しいんです。

        >独りでラジオを聴いてはいても、ベイエリアやリバプールに居るアーティストたちが居るんだってことがわかる「トランジスタ・ラジオ」。

        てのは、鴻上の傑作、「トランス」(初演時)でものすごく効果的に使われてました。
        あの場面であの歌が使われたことで、「独り」と「独り」と「独り」が繋がって「三人」になる奇跡的な瞬間が肌に伝わったのを覚えています。
        acoyo | 2009/05/30 11:34 AM
        ★ あこさん

        ご無沙汰です〜
        う〜ん・・・すれ違い、悔しいです(涙)
        清志郎の訃報後あこさんが落ちてるのは私もきっとそうなんだろうなと思っておりました。

        >覚悟はしてたけど悔しい

        そうなんですよね・・・。

        彼の訃報の数日後、娘たちが入っているバスケチームで親睦会がありカラオケに行く機会があり、自分なりの追悼をしたくてRCを歌いました。
        いつもはこういう場ではRCを歌ったりしないのですが(っていうかどっちかというと聞くばかりなタイプ)。
        場の空気にそぐわなかったらアレだよな〜と思いつつ歌ってみたら、意外にもイイ反応でみんなノリノリになってくれたのが嬉しかったなあ。
        何だー結構みんな普段猫かぶってるんじゃんと(爆)

        >「トランス」

        ああ、そういう捉えかたで作品にされていたんですね・・・。全然知りませんでした。どんな風に使われていたのか、観てみたかったです。
        nonkey37 | 2009/06/18 2:29 PM
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