ダリ回顧展 | Paradise City

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    ダリ回顧展

    DALI
    「記憶の固執の崩壊」
    油彩 カンバス 25×33cm 1952-54年 
    サルバドール・ダリ美術館所蔵


    先週、上野の森美術館で開催中のダリ回顧展みっちぃさんと一緒に出かけてまいりました。
    それにしても平日だというのに凄い人・人・人・・・土日や祝日は更に混雑するのだろうな〜と想像しますがホントに凄い人出でした。

    ダリの作品をナマで見たのは初めてでしたが、思っていたよりも作品のサイズが小さいんですね。作品が小さいのに大勢の人が見に来るわけですから、鑑賞するためには必然的に作品前が混んでしまう・・・というのもありそうです。
    また作品解説用に音声解説機器のイヤホンを有料で貸し出していたのですが、それを聞きながら鑑賞する人はどうしても鑑賞時間も長くなり、人の流れがスローになってしまうんです。(しょうがないけど)
    しかし音声で解説を聞けるひとは個々の作品についての背景を参考にしながら鑑賞できるのですが、作品について解説するためのパネルが展示室内には無く、イヤホンを借りなかったひとには参考資料となるものが与えられないというのは美術展としてどうなのかな。
    「有料で音声機器を借りないと何も解説してくれないの・・・?」という不満が残りました。
    展示するスペースが無いなら展示作品目録に印刷するとか、やろうと思えば出来る筈です。ちょっと通常の入場者に対して不親切な感じがしました。この辺り、予算の関係もあるのでしょうが、キュレーターさんたちにもう少し再考していただきたいところです。

    展示や構成に対する愚痴はさておき、ダリ作品はとても見応えがありました。
    10代の作品からして完成度が非常に高く、デッサン力も少年の頃からずば抜けて素晴らしい。天才が努力すると凡人はもう到底敵いませんね。
    前述したように作品のサイズが小さめなのは彼が「20世紀の画家」だったからなのかな?どうしても買い手に好まれるのは「屋内で飾れる絵」ですから、住宅事情が現代化し戦争を挟み景気が下向きな時代には画家も作品のマーケティングを意識せざるを得ないんですよね。マーケティングに関してはダリの伴侶であったガラが長けていたそうなので、そういった影響もあるかな?

    世界教会会議
    「世界教会会議」 
    油彩 カンバス 299.7×254cm 1960年
    サルバドール・ダリ美術館所蔵


    こちらの「世界教会会議」が今回随一の大作でした。
    ガラが女神に喩えられている作品はこのほかにもあり、それらは夫婦愛の証なのかと思ったのですが、自分がもし夫にそのように捉えられ絵に描かれたらどうか と考えてみたら何となく抵抗があります(汗)
    だって女にしてみればそんなに想われ依存されたら負担に思うのでは?少なくとも男女の関係として対等ではないように思える。
    これは庶民的センスな私だから感じる違和感だろうか・・・芸術家のカップルはもっと超越しているのだろうか・・・ と思っていたのですが、ガラがダリのもとで穏やかに安住できなかったのも事実だったようで、彼女は妻でありながら奔放な浮気もしていたらしいですね。
    ガラが自分から離れていくにつれ、彼女を「女神」に模した姿で描く作品が増えていったといいます。逆に考えればガラがそういった自由奔放な女性だったからこそ「世界教会会議」などの名作が生まれたのかもしれませんし、傑作誕生に至る道程はひとすじなわではいかないものがあるのですね。
    ■ SALVADOR DALI 生誕100年記念 ダリ回顧展
    2006年9月23日(土)〜2007年1月4日(木) 東京・上野の森美術館
    午前10時 〜午後6時 (入館は閉館30分前まで) 全104日間 会期中無休
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        この記事に対するコメント

        nonkey37さん、はじめまして。K2と申します。
        よろしくお願いします。

        ダリ回顧展いらっしゃったのですね、うらやましいです!!

        >10代の作品からして完成度が非常に高く、
        >デッサン力も少年の頃からずば抜けて素晴らしい。

        おっしゃるとおり、本当にすごいんですよね。
        ダリは奇抜さが注目されますが、本気で絵を描いたら(ちょっと
        ヘンな言い回しですが)誰もかなわないくらいすごくて、
        その上に奇抜だからあんなにすごい絵になるんだと思います。

        音声解説の件、たしかにおかしいですね…
        私は先日大阪のプラド美術館展に参りました。
        何も思わず音声解説を借りて満足してたのですが、
        あれがなかったら少々不満足だったかもしれません。
        お金もうけなんだなーと思っただけで、疑問を持たなかった
        自分のアホーー!と思いました。



        K2 | 2006/10/24 12:55 PM
        おお☆アップされていたんですね
        久しぶりの絵画鑑賞&ランチ、楽しかったです^^
        また遊んでください♪

        若い頃、初めて読んだ三島の作品が
        「金閣寺」だったのですが
        ああ、天才ってこういう文章を書くのかぁ・・と
        思い知ったものでしたが、
        ダリの10代のころのデッサンを観た時にも
        同じことを感じました^^;
        読んで字の如く「天から与えられた才能」には
        ただただ圧倒されるばかりです

        >だって女にしてみればそんなに想われ依存されたら負担に思うのでは?
        少なくとも男女の関係として対等ではないように思える

        そういうカップルは、アーティストの世界には
        珍しくはないのかもしれませんが、
        逆に言えば、それに負けないだけの精神力を持っている時点で
        既に対等なのかも知れませぬ(笑)

        みっちぃ | 2006/10/25 3:57 PM
        ★ K2さん

        はじめまして!ようこそです〜
        (しょっぱなから亀でスミマセン・汗)

        ダリ回顧展、現時点では国内巡回予定は無いらしいのが惜しまれます。たまたまこの企画は観られましたが、1ヶ所のみの開催だとなかなか観れなかったりしますもんね。

        >ダリは奇抜さが注目されますが、本気で絵を描いたら(ちょっとヘンな言い回しですが)誰もかなわないくらいすごくて、

        わかります(笑)
        パンだけを描いた作品がありましたが圧倒的な描写力と迫力がありました。パンだけでも充分にシュールな感じがしてしまうんですよね。
        揺るぎない技術それ自体が超現実的なのかもしれないと思いました。

        >私は先日大阪のプラド美術館展に参りました。
        何も思わず音声解説を借りて満足してたのですが、
        あれがなかったら少々不満足だったかもしれません。

        プラド美術館展、お出かけされたのですね〜♪
        私も今年、上野で観てきました。
        あの時はまだ文章解説もちょっとはあったような気がするのですが、どうだったかなあ(汗)
        解説は有料の音声機器で・・・というのが一般的になっていくとしたらちょっと残念です。聴力障害のあるひとも居るだろうし・・・。有料なら有料でいいから図録以外の解説プリントみたいなものがあるといいですよね。
        昔はそういうプリントも入場時に貰えた気がしますが・・・美術館も余裕が無いのかもしれませんね〜
        nonkey37 | 2006/10/27 8:54 AM
        ★ みっちぃさん

        こちらこそ、いつもお付き合い頂きありがとうございます♪
        それにしても楽しい時間が過ぎるのは毎度ながら早いなあ・・・

        >読んで字の如く「天から与えられた才能」には
        ただただ圧倒されるばかりです

        ダリの作品は既に10代でデッサンや構成などの基礎的技術は完成していますもんね。
        それにあの作品数の多さを目の当たりにすると「天才は多作する」という言葉も頷けます。

        >逆に言えば、それに負けないだけの精神力を持っている時点で
        既に対等なのかも知れませぬ(笑)

        それはホントそうですね(笑)
        ダリとガラって、実はちょっとジョンとヨーコの関係を連想したんですよね。
        ガラはアーティストとして活動しなかったけれども、何となくそんな雰囲気を感じました。
        nonkey37 | 2006/10/27 9:13 AM
        >(しょっぱなから亀でスミマセン・汗)

        そんなーーこちらこそです。
        私のブログにもいらしていただいてありがとうございました。
        亀亀でごめんなさい!!

        >パンだけを描いた作品がありましたが圧倒的な描写力と
        >迫力がありました。パンだけでも充分にシュールな感じが
        >してしまうんですよね。

        そうです、まさにその作品に打ちのめされました。
        ひれ伏すような気持ちになりました。

        >揺るぎない技術それ自体が超現実的なのかもしれないと
        >思いました。

        本当ですね。本物にそっくり以上の何かものすごい迫力を
        感じました。

        >解説は有料の音声機器で・・・というのが一般的になっていく
        >としたらちょっと残念です。聴力障害のあるひとも居るだろう
        >し・・・。

        ここに書き込みをしてからつらつらと考えていました。
        nonkey37さんのおっしゃるとおり、それが一般的になることには
        問題があると思いますが、目は絵を見つつ、耳から解説が頭に
        す〜っと入って来ると、より絵に集中できる気がしたのです。
        今までは絵の横に解説文が並べて展示してあるのが多かったと
        思いますが、意外と解説を読むのに一生懸命になってしまって
        いたように思います(^^;;;

        >有料なら有料でいいから図録以外の解説プリントみたいなもの
        >があるといいですよね。

        そうですね、それぞれが解説のソフトを選択できるというのが
        理想だと思います。

        >昔はそういうプリントも入場時に貰えた気がしますが・・・
        >美術館も余裕が無いのかもしれませんね

        それに尽きるのかもしれません…コストかかりそうですものね。

        長々と失礼しました。
        K2 | 2006/10/31 12:55 PM
        ★ K2さん

        >目は絵を見つつ、耳から解説が頭に
        す〜っと入って来ると、より絵に集中できる気がしたのです。

        なるほど。美術館で音声ガイドを聞いたことがない私なので、その感覚には気が付きませんでした。

        「アンダルシアの犬」はパネルに解説があったので、面白く観る事ができました。
        あれは解説抜きではよくわかりませんもんね〜

        ホント、音声と視覚 両方で解説があるのが理想なんでしょうね。
        nonkey37 | 2006/11/01 10:03 PM
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