2006年07月の記事 | Paradise City

Paradise City

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    梅雨明けはしたけれど

    あんまり暑くはないですね。
    梅雨が明けると一気に真夏日が戻るかと思いきや、意外と風が涼しいです。
    一昨年は酷暑が続き、ロック・オデッセイにやってきたスティーブン・タイラーも腕に「猛暑」と書き込んでいたなあ・・・とほんの一昨年のことなのに何だか懐かしい。
    これ↓
    aerosmith

    ただいま、ちまちまとメインサイトを改装中です。
    やり始めると案の定Blogの更新は滞りがち(汗)
    ホント並行仕事ができないんですよね〜・・・
    それにしてもwebページの工事って、時間かかる割りにあんまり進んだ感じがしない・・・。まあ、こういうのって基本的には自己満足な作業なんですけれども(汗)
    それにしても、これやってると不思議と学生時代に織物の糸を綜絖(そうこう)に通していたことがフラッシュバックしてくるんですよね。
    私は染色を選択したので、織りに関わったのはほんの一時期なんですが糸を一本一本、綜絖に通すのは地道な作業でした。
    計画的に進めないと後でとんでもないことになるのも織り物と似ている気がします。(しかし無計画をセンセイに呆れられ、自分には向いていないらしいということで織りではなく染めを選んだ悲しい経緯有り)
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      [思うままに] 日常の雑記 | permalink | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |

      Last FM 日本語版

      出ましたね。
      つい先日、LastFM Playerのインターフェイスが大幅にリニューアルされたので、日本語版リリースも近いのかなーとは思っていたのですが、今日自分のユーザーページを覗いてみたら何の前触れも無く日本語化されていて驚きました。
      本国の英語HPはそのまんまだろうと思っていたのに。どうも日本のユーザーは自動的にそうなったっぽい。

      エキサイトでもLast FMについてのお知らせが出ていましたね〜。

      でも既にLastFMのIDとExciteのIDを持っている私がエキサイトIDでリンクしているLast FMにログインしようとすると、LastFMでは「新規ユーザー」として認識されてしまうようです。
      ただ、エキサイトが紹介しているページからのユーザー登録だと、まだストリーミング・ラジオ機能は使えないとのことなので、そんな関係もあるかも。
      そちらのネットラジオが開始したときには、ゆくゆくはエキサイトとLastFMのユーザーIDを一本化できるといいんだけど。

      trollさんの“日本語版LastFM、本日スタート”というエントリを読んで気付いたのは「日本語版だとラジオボタンが隠れてしまう」ということ。普通にPlayerを起動して聴いていたのでこの変更に気付きませんでした。
      結局のところ、今まで通り英語版で利用したほうが便利なのね〜。

      とはいえ、CMが放送されない、時間制限がない、カスタマイズできる という画期的ネットラジオのLastFMが、Ja○rac天下の制約の多い日本でどれだけやってくれるのか楽しみです。こうしたサービスも外圧からスタートしないと、この国に風穴は開けられないみたいなので、前向きに期待。
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        [思うままに] インターネット | permalink | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |

        メインサイト更新

        1年以上放置していたメインサイト、TOPページを更新しました。
        Flashで画像が入れ替わるようにしただけですが(汗)

        でも実はこのメインサイト、コンテンツを更新している余裕がなく、そろそろけじめを付けて閉鎖するか大幅にリニューアルしようかとも思っているんですよね。
        元々、BlogよりもHPに着手するほうが早かったので、BlogでやれることとHPでやれることの区別がついていなかった時期に始めてしまっていたし どうもどっちつかずな構成になってしまって。
        メインサイトからBlogにリンクはしているものの更新はBlogのほうが断然多く、日々の存在感としてはメインが完全に入れ替わってるし・・・。

        HPでしか出来ないwebデザインというのもあり、それはそれで好きな作業ではありますが、いかんせん管理が追いつかない。
        せめてこの冬までにはどうリニュするのか、それとも一旦閉鎖するか考えようと思います(それでも冬になるのかよ)
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          [Blog] 更新情報 | permalink | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |

          U2 VERTIGO TOUR 延期公演決定 ! !

          Virtigo Tour In Anaheim

          U2VERTIGO TOUR延期公演の詳細が決定しました!

          さいたまスーパーアリーナ 2006年 11月29日(水)
          さいたまスーパーアリーナ 2006年 11月30日(木)
          さいたまスーパーアリーナ 2006年 12月 4日(月)


          だそうです。
          この延期公演、会場は東京ドームじゃないかという噂がちらほらあったので、さいたまスーパーアリーナとは意外でした。
          でも音質はドームよりこっちのほうが絶対良いはずなので、サウンド面を考えれば嬉しい。
          日産スタジアムと違って、うちからは一番近い(行こうと思えば自転車でも行ける・汗)アリーナなので楽ちんではありますが、野外スタジアムでのU2ライブが観たかったなあ。残念。まあ、冬の野外ライブはさすがにツライか・・・。
          今回のツアーでアリーナが会場だったのは北米ツアーのみだったそうな。その他は全部スタジアムだったのか(驚)
          というわけで上の画像はアリーナ・ステージだったアナハイムの時のです。

          先月中に払い戻しも無事終えたし(メールセンターに配達記録郵便で送ったり郵送されてきた振替証書を換金したり結構面倒だった)、優先販売案内の申し込みもしてあるので詳しい案内状を待とうと思います。
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            [Rock] U2 | permalink | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |

            本を与えるとき

            あるところに3つ違いの兄弟がおりました。兄弟の父親はたいそうな本好きで、こどもたちにもよく本を買ってきてくれました。「ドリトル先生シリーズ」などは、兄のお気に入りでした。しかし、まだ弟は幼かったので、「ドリトル先生」を自分ひとりで読むことは出来ませんでした。
            弟が大きくなり、当時の兄と同じ年頃になった頃、家にある「ドリトル先生」を読もうとしたとき、兄が言いました。
            「それは僕の本だから、読むなよ」
            仕方なく彼は父親に「僕もドリトル先生が読みたい」と言いましたが、父親は「家にあるだろう。あれを読みなさい」としか言いませんでした。
            あれは兄のものだから僕は読むことが出来ないのだ と、彼は父親に言えませんでした。
            ほかの本も同じく兄は自分のものとして大切にし、弟が本を触ることを好みませんでしたので、そのうち弟はあまり本を読まなくなりました。
            弟はドリトル先生を読まずに、大人になってしまいました。
            兄は結婚して家を出て行くとき、自分の本は全て持って行きました。勿論ドリトル先生の本も。
            大人になってから兄は弟に言いました。
            「お前は本を読まないから駄目なんだよ。もっと本を読まないと馬鹿な人間になってしまうぞ」


            これは、とある兄弟の実話です。
            子供はふとしたきっかけで本好きにも本嫌いにもなってしまうことはあって。
            だから、子供に本をプレゼントにするのは難しい と思う。
            特に親がこどもに本を与える場合、2人兄弟だからといって同じ本を2冊買ってくることなんてことは、普通しませんよね。
            親としても当然、家にある本を一緒に読めばいいじゃないかと思うし。
            でも上にあげた例の場合、やはり親が兄弟の舵取りをするべきなのです。子供の「所有権」への執着というのは時に熾烈なものがありますからね〜。
            だから、うちでは子供に本を与える時「誕生日プレゼント」や「クリスマスプレゼント」として贈ることはしないようにしています。
            本は家族みんなの共有物 という認識がないと後々困ると思って。
            自分だけの本 たからものの本 そう思える体験もとても貴重だとは思うのだけど、そうなると同じものを何冊もそれぞれに買わなくてはならない理屈になってしまう・・・。それは、経済的に絶対無理です。
            大切な本は心のなかで、その内容を自分のものにしてもらいたいかな。

            あ、でも本というのは私はある意味「嗜好品」だと思っています。本を沢山読むひとが、それに比例して優れた人間になるとは限らない。
            ただ趣味として楽しむには、いい趣味だと思う。
            楽しめる趣味が多いのは幸せなこと。そんな感じです。
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              [思うままに] 日常の雑記 | permalink | comments(8) | trackbacks(1) | pookmark |

              憧れの3年もの

              蒸し暑い日が続きますね〜。今日も朝から真夏のような陽射し。

              「水分補給が欠かせないこの季節、みなさん今日は何を飲んだんですかー?教えてくださーいっという単純なお題“一本いっとく?今日の飲み物”」がJugemのTB BOXで出てましたので便乗してみようと思います。

              私はあまりお酒に強くないのですが、飲むのは好き。ホントに強くないので、たくさんは飲めません。たくさん飲めないので酒癖というものもありません。っていうか、記憶がなくなるほど飲んだり出来ない体質なんですよね。健康的っていえばそうなんだろうけど、面白みに欠ける気もする。
              でもお酒の種類によって、体質に合う合わないってあるみたいです。
              味は好きなのに、どうも飲んだあとお腹が痛くなることが多いのがビールとワイン。何故だ。ちょっと悔しい。
              身体に馴染むのが焼酎とか泡盛とかジンとか。チープなやつでOK。ポッカレモンなんかを少し入れて氷を入れて飲みます。水割りにはしないかな。味が薄まりすぎる感じがするから(笑)

              同じアルコールなのに、どうして身体に合う合わないってあるんだろー。
              大丈夫なものとお腹が痛くなるものの違いは何だろう・・・と自分でも不思議に思っていたところ、傾向として「発酵酒」と「蒸留酒」に分かれていることに最近気付きました。
              どうも発酵によって造られているお酒が苦手みたいです。蒸留酒のほうは大丈夫っていうか。アルコールの組成が違うんでしょうか。

              れんと
              だけど先日「酸化防止剤無添加」のワインを飲んでみたところ、お腹は痛くなりませんでした。こっちも関係あるかも。(じゃあ、ビールは何でだ?)

              焼酎も色々な種類がありますが、一番ポピュラーに飲むのは麦焼酎ですね。
              黒糖焼酎も好き。「れんと」が好きなんですが最近近所に売ってないなあ。
              「れんと」(Lento)とは、音楽用語で「ゆるやかに、ゆっくりと」という意味です。その由来は、「れんと」は貯蔵タンクに一定の音響振動を加え、熟成を促すといった製法(国際特許)を取っているからです。

              これ「音響熟成酒」と銘打ってあるちょっと変わった銘柄ですが、黒糖焼酎にしてはリーズナブルだし、美味しいです。
              焼酎ブームになって普通のスーパーにも色んな銘柄が並ぶようになり、気軽に色々選べるようになったんですが、前から好きだったものが人気で品不足になったりしているのがちょっと困る。
              マイナーだった頃は「久米仙」(泡盛)なんか知る人ぞ知るという感じでいつも店の隅にあったのに、ブームになってからは入荷されなくなっちゃったよ(泣)
              まあね、沖縄の久米島で作られてるお酒だもん。どう考えても、全国に充分な量を供給できるような種類のお酒ではないよね。
              久米仙の3年古酒などは 私にとっては超高級酒。一度だけ飲んだことがあり、マジで感激した記憶が。
              普段「博多の華」を飲みながら(これも好き)、またいつか古酒を飲みたいな〜と思うのでした。
              古酒というのは、たとえば今買ったものを3年間保管しておいても古酒になるらしいです。それってすごくお得だな〜と思いますが、絶対そんなにもちません(爆)出来上がる前に飲んでしまうに決まってます(笑)
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                Beautiful / 吉井 和哉 〜CDレーベル・アルバム〜

                Beautiful

                Artist / 吉井和哉
                Title / BEAUTIFUL [Maxi]
                Date  / 2006


                これはマキシです。マキシのCDレーベルっていうのも割と見る機会の少ないものかも・・・私もマキシなんか滅多に買わないもんねえ・・・

                BEAUTIFUL
                BEAUTIFUL / 吉井和哉

                このジャケットはエジンバラ(スコットランド)で撮影されたものだそうで、たぶんCDレーベルの石畳も同じとこなんじゃないかと。
                私はタイトル曲「Beautiful」より、3曲目の「My Foolish Heart」のほうが好みです。っていうか、どっかといえばこちらの曲の為にマキシを買ったようなもん。何となく「My Foolish Heart」は次のアルバムにも入れないんじゃないかなという気がしたので。
                逃げ出すものか
                投げ出すものか
                怯えるな My Foolish Heart

                だけども、これをThe Yellow Monkeyというバンドで唄うのと、ソロで唄うのとは大きく意味が違ってきてしまう。
                CDレーベルに写る吉井さんは立ち止まって何かを考えているようでもあり、次の場所に進むんだという決意のようでもあり、立ち竦んでいるようでもあります。
                この暗示的な足元に何を見ればいいんだろう?
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                  [Rock] CDレーベル・アルバム | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

                  夏の予定を決めるのも

                  毎年この時期になると、「今年の夏はどうする?」という話になるのですが子供が大きくなるにつれスケジュールの調整が難しくなってきています。
                  まだ子供が小さかったときは「大きくなればフットワークは軽くなるはず」と思っていたんだけどなあ・・・。確かに出かけてしまえば、絶対今の方が物理的には身軽なんですけどね。(持って行く荷物減ったし・笑)
                  子供達のほうが時間的・社会的に身軽ではなくなってきてるということなんでしょう。

                  今年は、小学生・中学生・高校生と分かれているうえ、生業の都合も考えて日程を調整しなくては帰省も難しい。
                  こういうとき実家が遠いと面倒です(本音)。
                  考えるのが面倒になってくると、帰省するのも億劫になってきて、「今年はやめようか」と思うのですが、なかなかそうもいかない。
                  今回は末の双子娘と私の3人だけで帰省しようかという案もあったのですが、母は「皆に会いたいのに・・・」と言う。
                  うーん・・・年に一度しか帰省する機会もないしねえ・・・。
                  確かに、母の気持ちも分かるのです。

                  で、何とか都合を合わせて、来月の帰省+家族旅行の日取りを調整しました。帰省がてら皆で旅行に出かけるのが定番になってるのですが、「旅行は何処に行くか」を決めるのもまた難儀(汗)
                  子供達は口々に「海がいい」「山がいい」と好き勝手言うし。そんな簡単に言ってもね、うちみたいに日程調整が遅いと宿探しも結構大変なんだよ〜!世の中の人々はもっと計画的なんだからさ。

                  でも、こういう家族旅行もきっとあと数年なんだろうな。
                  だんだん、こういうファミリーイベントにもついて来なくなるんだろうなあ・・・。うちの子たちはまだ割と一緒に行動するほうみたいで、「もう一緒に旅行になんか、ついて来ないんだよ・・・」と寂しそうに言う知人も珍しくないんですよね。
                  そうしてみると下の子たちというのはちょっと可哀そうだよね。上の娘のときは常に家族は一緒だったのに、下の子が大きくなるときには上から離脱して行っちゃうわけだからね。
                  今回だってうちの母以外にも末の双子が「みんなで行きたいよ!」と訴えてたし・・・。
                  とりあえず、それぞれが時期ごとの楽しい思い出を増やしておいてくれれば、それでいい気がします。
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                    [思うままに] 日常の雑記 | permalink | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |

                    選手生命と引退の時期と

                    中田選手の現役引退宣言から数日経ち、あちらこちらで惜しむ声が聞かれます。
                    「早い引退だ」という意見が多数ですが、これはひとえに「世界に通用するプレイヤーである中田」だからこそ「早い」と言われるのであって。

                    一般的なサッカー選手の引退平均年齢は実は25.5歳だそうです。Jリーグをリストラされて・・・の人も含めての数字なので、もっと早い時期に引退する選手も少なくないでしょう。
                    プロ野球選手の引退平均年齢は約29歳だと言いますから、サッカー選手の寿命の短さが分かります。この差そのものはほんの3年半なのですが、20台の3年半って相当重いですよね。単純に比較して、プロとして得られる収入も3年分以上違うし、選手としてサッカーに関わることの出来る時期も短いわけだし・・・。

                    以前書いたエントリで漫画「シャンペン・シャワー」を取り上げましたが、そのなかでも登場人物の1人「マルロ」がよく引退後の仕事について呟きます。
                    彼マルロは作中ではまだ20台後半なのですが、自分のことをロートルと認識していて「いつまで続けていけるのかなあ」という不安を常に抱えています。
                    チームの後輩にも
                    「お前はいいよな器用だから。何でも成功しそうだもんなあ。それに比べて俺なんか・・・」
                    というようなことをボヤく(爆)
                    そんなみっともない弱音を時々吐きながらも、勝ちに対する執念はひと一倍強く、不屈の闘志でチームを引っ張る愛すべきキャラなのですが(笑)
                    ストーリーのエピソードにプロ選手の現実が描かれ、「一体、自分は引退したら何ができるんだろう」と考える姿が出てきます。
                    サッカー選手の厳しい現実がテレビドキュメンタリーになっているこんなページを読むとJリーグで戦力外通告を受けた選手達の様子も、少しだけうかがえます。

                    サッカー選手の感覚では26歳を過ぎれば「ベテラン」なんだそうで。
                    ですから、20台後半になってもプロとして選手を続けることが出来る、またそれを周囲から求められる・・・というのは、ごく一握りの「スター選手」である証拠なんですね。

                    一度引退しながらもまた求められて戻って来たジダンは今34歳。
                    それを思うと、中田もまだまだ大丈夫なのに と思ってしまうけれど、それもファンの勝手な期待。彼の「引退後の人生」は彼だけのもの。
                    なのに、あちらこちらからとやかく言われるのは面倒なことだろうなあ。

                    でも今回、色んな人のコメントが報道されていましたが一番ウケたのは
                    「残念なことだ。まだ若いので、後悔するのではとも思う。考え直すように、電話で説得するよ」

                    ↑というデルピエロの言葉でした(笑)

                    「中田は自分一人で引退を決めたことを、若い世代に示したかったのではないか。日本の社会システムでは難しいことだろう。今回の決断は、彼の性格をよく示している。
                     決断は尊重すべきだろう。ただ、日本のサッカー界にとっては、大きな損失だ。彼は日本のリーダーであり、原動力だった。日本にとっては、非常に残念なことだ。」

                    ↑トルシエ前監督のこのコメントも印象的。
                    「日本の社会システムでは難しいことだろう。」というあたりに実感がこもっている感じが。
                    (※ トルシエのコメント全文はこちら

                    まにゃーなさんちの「色々と騒がしいようだ」でも書かれていますが、もう早々に
                    引退戦は中田ジャパンVS世界選抜(スポニチAnnex)」
                    なんて計画も上がってきているらしいですね。
                    この場合誰が監督するのだろ?
                    古田さんみたいに監督兼選手としてやったら、観る方としては面白いかも。中田JAPANとネーミングする限りはそれでもいいような。
                    でも、ホントに将来「中田JAPAN」と呼べる代表チームが実現すればいいのに とはちょっとだけ期待していたいもんです。
                    0
                      [スポーツ] サッカー | permalink | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |

                      「日本人のサッカー」

                      うちの息子(現中1)は小5の秋まで少年サッカーをやっていたのですが、コーチが余り技術や戦術を教えない人だったためか、公式戦では毎度「勝てないチーム」でした。
                      他のチームは、もっと具体的な攻めや守りの「形」を練習しているのに、どうしてうちのコーチはゲームでの基本的な動きを教えないんだろう・・・と思ったこと、何度もありましたね。
                      そのコーチの言い分はこう。
                      「子供達に自由な発想でサッカーを楽しんでもらいたい。大人の押し付けで戦術を仕込んだら勝てるかもしれないが、それは自主性を妨げる」

                      これは一見すると非常にもっともらしい台詞なのですが、基礎力がしっかり身についていない子供が「自由な発想」で何ができるのかというと、何ともアヤシイものです。
                      実際に「まとまりのあるチームプレイ」には程遠いものだったしね。
                      いくら綺麗事を言おうが、結局のところ勝負事は勝ってナンボ。負けて楽しいはずないんです。試合で勝てないと、面白くなんかないよ。
                      「負けたけど、精一杯やったから悔いは無い」なんて言葉は、熾烈な戦いの末に勝った晴れやかさを味わったことがあるとか、本当に悔いの無い努力をしたと胸を張れる経験を持っているとかいう人が言ってこそ、その言葉に真実味があるんだよね。

                      子供達は負けることに慣れてしまうと、強いチームが相手のときには「どうせまた負けるんだろうな」という気持ちになってしまう。
                      負け慣れした子供の顔に充実感などありません。
                      親としてもいい加減「・・・これでサッカーの楽しさが分かるんだろうか?」という疑問も湧いてきてしまう。
                      小学1年生の頃からサッカーをやっていた息子ですが、残念な事に「本当のサッカーの楽しさ」というのは分からないままだったと思います。
                      (まあ、これは本人の資質もあるし、向き不向きがあるので一概にコーチに責任があるとは思いません。今はバスケに熱中しているので、それはそれで良かったかなとも思う。)

                      少年サッカーと日本代表を並列に比べるのは誠に失礼な話なので、ジーコJAPANの「自由なサッカー」論を聞くにつれ上のコーチの例をつい思い出していたものの「レベルも違うし、そんなまさか」と思っていたのですが。
                      でもW杯だと日本代表は世界レベルのなかに混じると「大人と子供」じゃないか・・・と思ってしまったんですよね今回。

                      「日本人は自分たちがトップの仲間だと勘違いしている。できるサッカーと、やろうとしているサッカーのギャップがありすぎる」。
                      地元開催だった02年日韓大会で16強入りしただけで、安易にさらなる躍進を望むことは間違いであると指摘。さらに、圧倒的な個人レベルの高さがなければ成し得ない、自由な発想のサッカーを求めたジーコ監督の方向性にも疑問を投げかけた。
                       日本には日本に適したサッカーがある。それがオシム監督の考えだ
                      オシム監督、ジーコ流に苦言(Mainichi Interractinve)

                      「できるサッカーと、やろうとしているサッカーのギャップ」
                      日本代表の問題を端的に指摘したオシム監督の言葉は、真摯に受け止めて次に進まないと前途が暗いかも。
                      私は個人的に、Jリーグ発足直後から鹿島アントラーズのサッカーが好きだったので、日本代表監督になってからもジーコの理念は支持していたのですが、オシムの指摘は客観的な事実を突いてると思います。

                      少年サッカーに関わった経験上、ほんのちょっとだけ草の根レベルの世界を見知っていますが、そちら方面に関しても、コーチや監督・指導者陣の意識改革が大事なんじゃないかな と思うことは多々あり。
                      ボランティアで成り立っている少年団では試合の審判も、親やコーチがやるのですが練習試合などでは自分のチームのコーチングをしながら主審をするひとも居ます。同じピッチで対等に試合しているはずなのにポジショニングの指導を「主審」がやるってどうよ?(爆)これには子供達も「あんなのズルいよ!」と腹を立てていました。
                      うちのチームから出す審判は決してそういうことはしませんでしたが・・・。
                      また、コーチ陣も縦の繋がりや浮世の義理があり、中学・高校時代の先輩後輩の間柄だったりすると、お互い言いたいことが言えなかったりするんですよね。
                      そういえば練習を休んだことのない我が家の息子が試合ではベンチに居て、練習を平気で何ヶ月も休む少年が不意に試合にやってきて先発 なんて理不尽なこともありましたな。実力的な差は殆ど無いようなメンバーのなかで、何でそういうサボりがちな子供がいきなりスタメンなのか不思議に思っていたら、その子の親はスポーツで有名な私立校の関係者でした。
                      そういうコネみたいなもの、子供の運動部にも厳然とあるんだよね。大人より子供の方がお互いの実力差が小さい分、こういう贔屓をしやすいっていう部分もある。
                      それでも、こどもの保護者がコーチに進言するっていうのは、更にご法度だし。トレセンに誰を送るかを決めるのも少年団の指導者陣ですからね。ひどい場合には「そんなこと言ってたらトレセンに推薦しませんよ」と脅す人も居ます。内申書を盾に脅す教師みたいだけど、こういうのはどこにでもある話なんだ。
                      すごく小っちゃいことを書いてる気もしますが、もっともっと裾野から改革していかないと底上げされない気がします。
                      izumatsuさん
                      バスケットもサッカーもそうだけど、超一流の選手と日本のプロとの違いは、「強さ」と「速さ」だと思う。それは肉体の差もあるけれど、大きいのは裾野の広がりじゃないかしらん。

                      と書かれているのに同感。
                      日本では「和」が尊ばれるから、アクの強い奴はハジかれてしまう。
                      特にFWは優等生タイプより、がむしゃらなタイプが日本には必要だと思うし、マスコミも世間も「アルゼンチン代表に居るような圧倒的強さ」を持ったFWを待望しているようではありますが、これは自分達がやっている教育と矛盾してます。
                      日本の社会は「がむしゃらで気の強い子」なんて、ホントは嫌いでしょ?今のシステムじゃ絶対にそういう破天荒なタイプは育ってこないでしょう。
                      芽だけはがんがん摘んでおいて、結果だけ理想的なものを求めたってそんなの叶うわけがないのです。

                      次世代の選手を育てる人が時代錯誤な感覚のままでは世界に通用する選手なんてそうそう現れないだろうなあ・・・。
                      これは良い指導者が増えることを祈るほかないですね。(現時点で良い指導者も確かに居るのですが、その数が少ないんでしょう)

                      監督が変わったからといって、色々な問題が劇的に改善されるなんてこともまずないでしょう。オシムもそれを承知のうえで監督を引き受けるに当たり、「地元開催だった02年日韓大会で16強入りしただけで、安易にさらなる躍進を望むことは間違いである」と最初に釘を刺したんじゃないでしょうか。

                      少しずつこのエントリを書いていたら中田選手の引退が報道されました。
                      驚きましたが、彼らしい引き際ですね。
                      もう日本代表としての中田選手が観れないのは残念でなりませんが、今まで本当にお疲れ様でした!
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