待って、待って、待って、今年4月に来ると聞いて喜んで、延期になって落ち込んで、また待って・・・・
来れば来たでアクセルの機嫌が悪くてドタキャンされたらどうしようとか途中でライブやめちゃったらどうしようとか、いろいろ
普通はしなくてもいい心配をいっぱいしてしまうのがGUNSファンだったりしますが、この夜はそんな有耶無耶を全て吹き飛ばしてくれるライブでした。
気分屋、遅刻魔、傍若無人・・・? 誰、それ? って感じ(爆)
今回のライブを観たら、むしろアクセルのそんな姿のほうが想像できないくらい。
それくらい完璧でした。完璧なロックスターでありエンターテイナー。
19年前、私が観たアクセルは、自分を表現するのにいっぱいいっぱいで、機材の調子が思うようにいかないと機嫌を損ね、ぷいっとライブを放り出して出て行ってしまった。
あのとき彼に「棄てられた」ように感じたひとは多かったと思う。待っていたのに、この仕打ちはないよ・・・と。
あの初来日のとき、追加公演の武道館にもし行っていれば「あのときはごめんね 今日は怒ってないから」と謝るアクセルを見ることができて、その痛みを払拭できたのでしょうが、私はあまりにショックが大きくてとても動けない状態になっており当時の武道館には行ってません(涙)
92年の来日時にもGUNSが来るというのでチケットまで買っていたのに体調を激しく崩し行けなかったし。・・・何かねえ、緊張するんですよね・・・GUNSのライブの前って。ただただ楽しみにしていればいいライブではなくって、凄く緊張する(爆)
今回も緊張からか武道館に入場してから腕がざわざわ痒くなってきて一瞬あせりました。「今回は絶対に具合悪くなってはいけない!!」と気合で念じていたら何とか良くなったから良かった・・・(実は内心冷や汗もの)
18時開演ぴったりに始まった前座のムックさん、MCも謙虚で頑張っているのは分かるんだけど観客の殆どは棒立ち。ただ幕張公演の2daysではひどく野次られたらしく観ているほうも気の毒だったようです。そのためか武道館には「味方」も駆けつけていた様子でした(声援飛んでたもんね)。
ムックの演奏はきっちり18時半に終了。
GUNSはいつ始まるのか、というよりアクセルはいつ出てくるのか というのは常にGUNSファンの関心の的(爆)
19時10分に場内暗転・・・早い!(日本公演のなかで一番早い登場だったそうです)
もうそこからは、アクセルに釘付けです。
ほぼ最前の中央2列目にポジション取り出来たので、アクセルがすぐそこに居る!!4〜5m先に居る・・・表情も指の動きも見える・・・ううう嬉しい。
そりゃあ若い頃よりはちょっと体格が良くなったけど、アクセルだよ!
声は若い頃より安定感があってよく出ている感じ。
この日までは名前もうろ覚えだった「他のメンバー」も存在感あるプレイで見直しました(スミマセン)。ロビン・フィンクなんてサウスロックっぽい雰囲気で渋くてかっこよかったし、古参のディジーも昔よりカッコよくなっていてストーンズの「アンジー」をピアノ・ソロで演ったのは染み渡るピアノに聞き惚れてしまったよ。
「November Rain」ピアノを弾きながら、何度も何度も観客のほうに目を向けてくれるアクセル。こんなにファンを愛しそうに見つめるひとだったんだね・・・私はぷいっと去ってしまった彼の姿があまりに衝撃的だったから今まで全然気づかなかったよ。
「Used To Love Her」は武道館公演のサプライズ。この曲は滅多にやらないので、ビックリしたし狂喜しました。
ステージをアグレッシブに駆け回り、一曲一曲を全身で歌いながら、たまに観客にまっすぐ向き合って紳士的な礼をする姿、何だか誰かに似ている・・・と思っていたのですが、翌朝になってから想い出しました。
フレディー・マーキュリーだ!
彼に似てるんだ・・・!そうだよ。
私はQUEENのライブをリアルで観た事は残念ながら無いけれど、ライブ・ビデオで観るフレディーの姿を憶えていて。
BARKSでのレポで増田勇一さんも武道館と正確に発音するアクセルを観て「そのとき僕の脳裏をよぎったのは、在りし日のフレディ・マーキュリーの姿だった」と書いてあったのですが、フレディーを連想したのは私だけじゃなかったのですね(嬉しいような残念なような・・・)。
増田氏の記事は続いて「もちろんそんな偶然の共通項があることを、アクセル自身は知らないはずだが。」と書いておられますが、アクセルは以前、フレディー追悼コンサートでトリを務めたひとですし大のフレディー・ファンだったのですから、彼の影響もあったのかもしれないよ。
Paradise Cityではクライマックスにむせかえるような紙吹雪が舞い、もう最高でした。
アクセルが笑顔で歌い、私を(というかファンを・・・)見つめてくれるのが、とにかく本当に嬉しい。
長い片思いをしていた気分だったので、ああ、想いは叶うんだ・・・と思えた瞬間でした(うわあ・・・何かこの表現イタイなあ ごめんなさい・汗)
アクセル、必ずまた来てね!
そして最後になりましたが、一緒に参戦してくださった皆様方、とってもとっても楽しかったです!会場を出て交わした握手はきっと一生忘れません。
素晴らしい日でした。ありがとう!
SETLIST
01. Welcome to the Jungle
02. It's So Easy
03. Mr. Brownstone
04. Live And Let Die
- Robin Guitar Solo -
05. Sweet Child O' Mine
06. Better
07. Knockin' On Heaven's Door
08. You Could Be Mine
- Band Jam 〜 Dizzy Piano Solo (Angie) -
09. The Blues
- Richard Guitar Solo 〜 Guitar Duet w/ Robin (Beautiful) -
10. Out Ta Get Me
- Band Jam -
11. November Rain
12. I.R.S.
- Ron Guitar Solo -
13. Don't Cry
14. My Michelle
15. Liquor & Whores *(w/ Bubbles)
16. Used To Love Her
17. Patience
18. Nightrain
(Encore:)
19. Madagascar
20. Paradise City
2007.7.18 / 東京 日本武道館 from Here today...Gone To Hell! Guns N' Roses Setlists